新婚旅行その(3)ニューヨークへ | ◆実家で暮らす子育てせいかつ◆

新婚旅行その(3)ニューヨークへ


行きの飛行機は無事隣同士に座ることができました。
シカゴまで11時間、長時間のフライトが初めてのダンナさんを心配していましたが、私よりもぜんぜんグーグー寝てました。私はいつものことながらほとんど寝られず飲み物と機内食を逃さずもらって、入国カードを書いたり本を読んだりしてました。
シカゴではニューヨークまでの乗り継ぎがあります。
しかしここもすごい人。ツアーを申し込みましたが、ここでの現地係員のサポートはありません。ゲートがわかんない!人の群れをかきわけて看板を見上げます。でもわかんない・・・どこへいけばいいの?つたない英語で必死にそのへんにいる人に聞いてみました。とにかく上の階に上がってシャトルバス?みたいなのに乗るらしい。なんとか無事たどり着きましたが、英語しゃべれない人というか聞き取れない人(私もぜんぜんダメですが)は本当にどうするんだろう。

さて、momomoは今回の旅で服も悩みましたが靴も大いに悩みました。
普段、ほとんどカジュアルな格好ででかけない私。スニーカーは一足しかありません。しかしそれに合う服はほとんどなし。
でもヒールを履いていくのは疲れるしイヤ。持って行くのも重たいしかさばるからイヤ。
結局古いブーツを履いていくことにしました。膝丈で編み上げのもの。ヒールが低めだし、ムクんでも編み上げで調節できるし何よりこれはよく履いた。捨てて帰っても惜しくないです。
しかし移動中の空港ではこのブーツのおかげでひどい目にあいました。
現在アメリカの空港はどこも厳戒態勢です。ボディチェックで私は毎回ジャケットを脱ぎ、ブーツを脱ぎタイツだけになった足でペタペタと通り抜けねばいけませんでした。ブーツの脱着のめんどくさいことといったら。辟易しました。

とりあえず、搭手続きを終え、再びダンナさんは「ハラヘッタ」と騒ぎだしました。機内食食べて寝てただけなのに・・・。
次に乗るニューヨーク行きのフライトはそんなに時間もかからないし多分食事は出ないでしょう。フードコートで彼になにがいいのか聞くと「コレがいい」と指さしたのでターキーのサンドイッチを注文します。これが激ウマ。私はひとくちしかもらわなかったけど自分のも買えばよかったなぁ。でも結構高くて8ドルくらいしました。

長旅を終えてニューヨークに到着したのは夜の10時半。
ここでは現地係員の方が迎えてくれます。今回のお客は私たちだけだったようで、とりあえずパスポートなどを確認し、荷物が来るまで私はトイレへ行きました。戻ってくると係員がなにやらカウンターで話をしています。横にはダンナさん。寄っていって聞いてみると、荷物が届いてない、とクレーム中。
・・・マジで?
あのスーツケースの中には10万円もしたNBAのチケットが入っています。
試合は明日。どうしよう。
慌てた私は半泣きでターンテーブルに駆け寄りました。
あれ?
なんか黒いスーツケース二つ回ってる。私は自分のスーツケースに目印のリボンを結んでいました。
よく見るとリボンもついています。届いてるじゃんか。
ほっとして報告。ダンナさんは見つけられなかったそうです。困った人だ。
ともあれ、係員さんに謝り、ホテルへ送ってもらいます。
ホテルはニューヨークヘルムズレイというホテル。
ここへきて私はかなりおなかが減りましたが、近辺のお店はどこも開いてませんでした。デリも閉店準備中。
しょうがないので、お店の場所を係員さんに教えてもらいチェックイン後二人でお買い物へ。24時間営業のドラッグストア?みたいなの。
ちゃんと大通りを歩きましたが道中は本当に怖くて、人が後ろにつくとビビりました。無事到着したお店で、飲み物やらを買います。お水とスタバのコーヒー。おなかすいたので適当に缶詰と、ナッツ、あとはポテチ。laysのやつが好きなのです。それからお風呂で体洗うスポンジを忘れずに。これはダンナさんが先にお部屋でアメニティをチェックして必要だと言うので買っておきましたが99セントで非常にお役立ちでした。次のベガスにもちゃんと持っていきました。
再び二人でびくびくしながら来た道を戻りホテルの部屋へ。とりあえずお風呂お風呂。化粧を落として髪を洗って生き返ります。お風呂はどちらも先に入りたいということで譲らなかったので一緒に強引に入ります。別にラブーなムードなわけではありません。シャワーを同時に使わなくて良いようお互い順番を考えながらモクモクと作業をこなしました。
お風呂からあがり、買ってきたものを広げご飯タイム。ダンナさんはテレビをチェックしてNBAの番組を見つけご満悦です。
当たり前ですが、スカパーと一緒でナレーションは英語のみです。「なんて言ってるの?」とか聞かれますが早口の試合の実況中継が私にわかるわけはありません。適当に「●●(選手の名前)は去年なんかあったの?ケガでもした?そんなこと言ってる。」とか聞き取れる単語だけ拾って、流します。
買ってきた缶詰はマズー。温められないのはやはり致命的。いい加減見切りをつけてポテチの袋を抱え込んでいるダンナさんから奪い取りガツガツ。
やっぱり美味しいわ。
結婚式のためストイックな食生活を(一応)していた私。こんな夜中にポテトチップが食べられるなんて本当に幸せ。
飛行機の中であまり寝ていないこともあり、満腹になった私は幸せな気持ちでぬくぬくとベッドに潜り込んだのでした。
そして眠りについたころ、奇声が。確かに聞こえます。
どこの部屋かわからないけど(バカ)アメリカ人が大騒ぎしてます。うるさーい!隣のベッドで寝ていた彼も目を覚ました様子。
フロントに文句を言おうかとも思いましたが、荷物の散乱した部屋を移れと言われたらそれもシンドイ。我慢して寝ました。
そして(バカ)アメリカ人は3時くらいまで騒ぎ続け、浅い眠りの中で次の日を迎えたのでした。