出産レポ vol1 | ◆実家で暮らす子育てせいかつ◆

出産レポ vol1

出産レポ vol1

10月8日、予定日より2日早くうちのお嬢さんは産まれてきました。
その週の検診では全く産まれる気配がなく、初産でもあるし予定日を過ぎるでしょう、と言われていたので全く予期していなかったことでした。

今思うと、昼間に2時間も出先で車の中で昼寝をかましてしまったのも、体が出産に備えておけと勝手に働いたものだと思います。

8日午前0時、いつももっと起きている私ですがなんとなくいつもより早く床に就きました。
普通にうとうと寝ているとなんとなく下半身に普通でない感覚。
オリモノが出たような感じでもあったので、起きてトイレに行きました。
時間は午前1時。
トイレに入って座るとなんだかいつものオリモノと違い量が多いです。
ちょっとびっくりしましたが、なんとなく「いよいよきたのかなぁ」とか妙に冷静にナプキンをあてて寝室のある二階へ上がりました。
「間違ってたらいけないし」と再び横になろうとしましたが流れ出る量が多く、これはやっぱり破水かも、と思い隣室で寝ている両親を起こし病院へ連れていってもらうことに。

父の車に乗り込むと同時にすごい量の破水。あわてて母に追加のタオルを頼み足にはさんで出発しました。その間もひっきりなしに流れ出る破水。
結局、病院についたときにはバスタオル、普通のフェイスタオル3枚がびしゃびしゃ、お気に入りのジャンパースカートを履いていたのですが、スカートをおろすとぬれてしまうので夜間で誰もいないのをいいことにスカートをまくり上げた状態で病院の入り口をくぐりました。流れ出る破水で靴下までもがびしょぬれです。

すぐに、助産師さんによってNSTがつけられ、感染症を防ぐための抗生剤の投与などの処置が行われました。
おなかのハリは5分間隔できていますが、子宮口は多少柔らかくなってはいるものの開いてはいない様子。
しばらくNSTで様子を見たあとは、いったん病室へ入ることになりました。
母にはいったん家に帰ってもらい、病室でできるだけ眠ろうとがんばりました。
お腹の痛みもないことはないものの軽い生理痛程度だったのでウトウトしては起き、の繰り返し。しかもお腹が減ってきたので一人でジュースの自販機へ行って甘いカフェオレを買いゴクゴク飲みました。
こういうのを妊娠中は控えていたのでとてもおいしく、少しお腹も落ち着いたので1時間ほど眠ることができました。
出産はコワイけど、「いよいよ赤ちゃんと会えるんだなあ・・・」と感慨深く、病室の天井を眺めていました。

夫は、金曜日の夜から大阪入りし、3日間研修を受ける予定でした。
夜まで平気で電話でしゃべっていたのに、いきなり「破水したので今から入院します」というメールが届いた夫。動転して私に電話をかけても私は病室で処置中だったのでつながらず、メールをうっても返ってこない。・・・夜中にもかかわらず義母へ電話をかけたようです。
かけてもしょうがないのに。すぐ産まれるわけじゃないし、離れた県外だし。
LDRでの処置が終わり、病室へ戻って携帯をようやく手にしたら、夫からのメールに「今はどうしようもないから、明日プロジェクトマネジャーへ電話する。」という言葉がありました。
子供が生まれてもいつ会えるかわからないという覚悟があったので、「ああ、来てもらえるかもしれないんだ」と思うととても嬉しかったです。

まんじりともせずに、病室で迎える朝。
出産して24時間育児を続けている妊婦友達に朝いちばんでメールを送信。
どんどんメールが返ってきて、心構えもでき、とても励まされました。
実は、夜間に私の対応をしてくれた助産師さんは仲間内で非常に評判の悪い助産師さん。人当たりが悪いわけではないんだけど、言うことがことごとく間違っているという奇妙な人です。
実際、私の妊婦検診をずっとしてくれていた先生の次の出勤予定を聞いたのに結局わからなかったし、産まれるのも「遅くても午前中」とか適当なこと言ってたし。
妊婦友達からは「AさんBさんコンビのどっちかだといいんだけど」という評判のいい助産師さんの名前がいろんな人から届きました。
「8時半で日勤と助産師が交代するからそれに期待」という言葉に励まされつつ8時から朝ご飯。
痛みもそんなに強くないので、楽しみにいただきます。
メニューはフレンチトーストのサンドイッチにサラダ、ドライフルーツの入ったシリアル、オレンジジュースに紅茶です。フレンチトーストのサンドイッチなんて初めて食べました。ものすごく美味しい!
サラダも美味しいし。食事が美味しいということもこの病院を選んだ理由だけど、期待以上です。
高カロリーの食事をペロリと平らげた後は、外来へ下りての検診でした。

つづく・・・。