出産レポ vol3 | ◆実家で暮らす子育てせいかつ◆

出産レポ vol3

出産レポ vol3

いざ「いきんでも良い」と言われてもそれまで必死になっていきみをこらえていたのでどういうふうに力を入れたらいいのか一瞬わからなくなりました。
でも、痛みはMAX状態が続いていて、下半身が裏側(?)にひっくり返りそうな感じ。
もう、痔になったって全部裂けたってもうどうなったっていいや。ってとこまで痛みがいっていたのでがんばって下半身に力を入れました。

子宮口が開いたら、あとはすぐに産まれると思ったのですがそこからも結構たいへん。
痛みがくるたびにがんばって息を吐きながらいきむのですがなかなか赤ちゃんの頭が出てこない。
あともうひといきみ!っていうのができずどうしても休憩してしまいなかなかがんばれない自分が歯がゆく感じました。
このころようやく院長先生がのぞきに来始め「がんばれがんばれ」と言ってくれました。
そして、助産師さんは何度も「がんばれば、切らずに産めるから」と言ってくれていたのですが、何度目かにのぞきに来た院長先生が「少し切る?そしたらすぐ出てくるよ」というので、本当に早く終わらせたい一心だった私は「はいお願いします」と即答してしまいました。

そして処置を終えると本当に次のいきみで頭が出てきてくれました。

しかし、気づくと夫がいません。
最後の段階でついにビビって部屋を出ていってしまったらしいです。ヘタレめ。
とりあえず産まれたら呼んでもらおうと思って夫はほって置いて力を抜いてのいきみで最後のがんばり。
助産師さんに言われて下半身を見ると赤ちゃんの頭がおぼろげに見えました。

メリメリって感じで赤ちゃんの肩がでてきて、5時32分、ようやく誕生

すぐに母に「ちょっと呼んできて!」と強く夫を呼ぶようお願いし、朦朧とした状態で産まれた赤ちゃんをお腹の上に乗せてもらいました。
大きな産声が部屋中に聞こえていて、暖かくて独特のにおいがする濡れた赤ちゃんがお腹の上に・・・。

感動して涙が出るかと思ったけど、ああこの子がおなかにいたんだなぁ、これから私の子として育っていくんだなぁ・・・というなんだか冷静な気持ちでした。
感動に浸るわけでなかったのは、この間後産の処置が行われ切ったところの縫合などもされていたのでそっちに気を取られがちだったというのもあります。

へその緒を切る処置も夫はとてもできなかったので実母にお願い。
母はとても喜んでいましたが。

赤ちゃんが産湯をつかいきれいになって出てきてはじめて夫にだっこ。夫は完全に固まっており、捧げ物を持つような感じで肩にものすごく力が入っていました。
そして全ての処置が終わって横になっている私の横に寝かされた赤ちゃん。
母も夫も報告の電話をかけに部屋を出ていっていたので、やっと落ち着いて顔を見てしみじみ感慨に浸ることができました。
ジワジワと嬉しくて、本当にかわいくてシアワセな気持ちになりました。

その場で横になっているように言われた2時間の間に母は帰り、病室に泊まってくれることになった夫はうちの両親と家に帰りお風呂を借りて、私の車で再び病室へ来ることになりました。

以上、私の出産レポです。
母子手帳には所要時間14時間37分とかかれています。
本当に痛くて長くて苦しかった・・・。
子供は二人欲しいけど、こんなに痛いなら次は無痛分娩かも・・・と思っています。
でも、やっぱり後になったら忘れてしまう痛みなのでしょうか。
次もがんばれるのかなぁ。