◆実家で暮らす子育てせいかつ◆ -16ページ目

キッチン

よしもとばななさんは、私のとても好きな作家です。といっても、最近のものはあまり読んでないのですが。トップランナーは見ましたよ。わざわざビデオにとって。だけど私の好きな部分についてはあまり触れられなかったのでちょっぴり期待はずれでした。

以前に書きましたが、私の本棚は、お気に入りのものしか入れません。(というか買いません)
カラーボックスを二個並べた程度の大きさです。

ここに10年来おさまっているばななさんの本は
キッチン
うたかた/サンクチュアリ
哀しい予感
白河夜船

の4冊。

特に大好きで何十回読み返したかわからないのは、「キッチン」。
キッチン自体もとても好きなんだけど、それよりも本当にたまらなく好きなのは「ムーンライト・シャドウ」というお話。

初めてこの本を友達に借りて読んだのはまだ若かりし10代の頃でした。
実家の自室に入る西日。座っていたくるくる廻る椅子。もう、離れてしまって10年以上たつ(今はもうない)私の部屋の風景。すべてが瞼の裏に今でもよみがえるほどに、強烈な印象でした。

この話は私の「泣きのツボ」をしっかり掴んで離しません。
今までも、多分これからも。何回読んでも同じ箇所で泣いてしまいます。
それは、主人公と交通事故で亡くなってしまった恋人が橋を挟んで遭うシーン。
私は幸い、愛する人と「死」という形で別れたことはありませんが、本当に胸が詰まり涙が零れます。
キッチンでもたくさん泣いてしまう箇所があり、ちゃんと最初から最後までページを追って読むので、徐々に徐々に盛り上がりこのシーンで号泣、と。
私のお約束です。

ちなみに気づくと、私の本棚にあるのは初期の作品だけみたい。
しかも大ヒット作?「TUGUMI」は入ってません。装丁はかわいくて大好きなんだけどな。なんだろ、嫌いじゃないけど他の作品に較べて自分の中では上位に入ってこないです。

それにしても、これを書くためにさきほど、このサイトに初めて行ったのですが。
よしもとばなな公式HP
http://www.yoshimotobanana.com/
全然最近の作品読んでません。ダメじゃん、自分。
そして、このサイトが非常におもしろい。
このひとの書くエッセイは大好きなのですが、これがタダで読めるとは。
お気に入りに登録しておこう。

歌の大辞テン

先日、珍しく早く帰った夫と寒いのでコタツで夕飯を食べながら「歌の大辞テン」を見ました。

「くちびるから媚薬」とか「P.S. I love you」などの私のカラオケ18番とともにランクインしていたのがブルーハーツの「情熱の薔薇」

(歌っている姿はともかく)歌詞のなんとすばらしいことか。
鍋の残りの雑炊をつつきながら、私は不覚にも涙ぐんでしまいました。

なるべく小さな幸せと なるべく小さな不幸せ
なるべくいっぱい集めよう
そんな気持ちわかるでしょう


この歌を紡いだ当時のヒロトが今の私より年下なんて信じられません。

昔、私はバンドブームにハマりまくり、ライブにたくさん行っていました。
まだ、奥田民生がユニコーンでHystery-Mysteryという曲や大迷惑を歌っていたり、XのYOSHIKIがピアノを叩き壊していたりした頃です。
もう、ブルーハーツはメジャーになりすぎていてライブ友達とかには「ブルーハーツが好き」とは言い難い雰囲気があったのですが。

でも、この人達の曲には私の生き方を変えるきっかけとなった曲があるのです。
それはファーストアルバムに収録されている「少年の詩」という歌。

どうにもならないことなんて どうにでもなっていいこと
先生たちは僕を不安にするけど それほど大切な言葉はなかった


まだ10代半ばで悩んでばかりいた私が、これを聴いて少しずつ吹っ切れるようになりました。
「あんなこと言わなきゃよかった」
「あんなことしなきゃよかった」
人の目ばかり気にして、ひとつひとつをグジグジ思い悩んでいたけれど

やっちゃったこと、言っちゃったことはどうにもならないじゃん。どうでもいいことなんだから、大切なのはこれからどうするかってことだ。

字面にするとものすごく陳腐ですが、本当にあの頃の私はこんなふうに思うことで魔法のように救われたのです。

楽しいこともたくさんあったけど、悩むこともすごく多かったあの頃の私に教えてあげたい。
いつか寒い冬の日にコタツで大好きなダンナさんと温かいご飯を食べながらブルーハーツの歌を聴く日が来るよ
と。

そして、1位の「踊るポンポコリン」を聴いてなんとなく脱力するよ、と。

ささやかなイベント


2月3日は節分です。
私は前々から、この日は私の寿司デビューにしようと思っていました。
寿司、というか正確に言うと寿司飯、つくったことなかったのです。
ウチには、母がくれた海苔もあるし賞味期限ギリギリの酢もある。
あとはカニカマを買ってきてサラダ巻をつくろう!と思っていたのでした。

気合入れてつくるほどの寿司じゃないですね。
私は甘い味付けがあまり好きじゃない(でもお菓子は好きだ)ので小さい頃から「さくらでんぶ」とか「甘いカンピョウ」とか「甘い椎茸」が嫌いで巻寿司、ちらし寿司の類は食べられませんでした。大人になって、食べられるようにはなったものの、あんな手の込んだことをしてあまり好きではないものをつくるのは気が進まない。
引き換え、玉子焼き、カニカマは大好きだし、何よりも好きなのはマヨネーズ。そりゃサラダ巻を作るでしょう。

ちゃんと巻き簾?も買ってきてバッチリだったのに。

夫は今日も明日も接待でいませぬ。

えーーーマジでーーー!!
哀しいけどさっき1.5合のご飯を炊いてネットで寿司酢を検索。
初めて自分で海苔巻きを巻いてみました。カニカマが4本入りだったので4本。

今年の方角は西南西。
きちんとそっちを向いて一人できちんと一本食べましたよ。
だーれもいないから、お話する必要もなくてよかったよ(ヤケクソ)
標題通り本当にささやかなイベントです。
ここでブログに書かなかったら、私が今日ちゃんと正しく恵方巻を食べたことを誰も知りません。

そして、なんだか妙に美味しくない。
今、気づきましたが寿司酢1合分で計算してました。
ご飯は1.5合あったのに。
しかもお砂糖少なめにしたから全然味がしない。

・・・これじゃ、サラダおにぎりでした。
来年リベンジです。

雪、その後


昨日びびっていた雪ですが、夜はあまりたくさん降らなかった様子。
路面はピカピカに凍って雪もうっすら積もってましたが、イマイチ
学校が休みになるほどではなかったようです。

昨夜。
結局、夫を迎えに行くことはできませんでした。

だって、絶対無理だって。私の運転じゃ。

つーことで、夫は同じ町に住む上司の方に途中まで送ってもらいました。
上司の方もノーマルタイヤで山の中にある我が家まで送ることはとても無理だったようです。
下ろしてもらったところからテクテク歩いて帰ることにした夫。

そろそろかな。と思ったところでゴミだしついでに、駐車場へ行こうと外へ出ると人の声。
いきなり隣のダンナさんがいます。携帯で大盛り上がりに話中。
こんな小雪の舞う中。なんで?

しかも誰もいないと思ったから夫のトレーナーにスエットというすごい格好してます。私。
でも部屋に引っ込むのも変なので、挨拶をして外に出て。

いきなり滑りました。

オットット!
となりましたが、見られたかしら。アブネー。
でも、なんで家でしゃべらないんだろう。
子供さんが小さいからかな。

ゴミを捨てて、耳をすませてみると、夫の足音が聞こえました。
駐車場で待ってたら、帰ってきました。
おかえりなさい。
いつも車だから部屋以外で迎えたことなかったけどたまにはこういうのもいいな。

しかし、今日の朝は大変でした。
会社に夫を送っていくことにした私ですが、「○○さんを迎えにいってあげたほうがいいかもしれない。電話してみよう」と夫は同僚の女性にまで声をかけます。
別にいいんです。そういうやさしさって大事だし。

だけど!だけど!
おかげで私は学校にまんまと遅刻しましたよ。
学校、通常通りあったし。
人のふんどし(車)で相撲とるなー。
しかも、そういうことするなら、少しは時間考えて早めに出るとかしようよ。
まったく。

雪が降る


大雪大雪!
すっごい雪です。
今朝も結構な雪でしたが、今学校から家へ帰る道!
スキー場へ行く道みたいでしたヨ!

どうしよう。
夫を多分迎えに行かないといけないのですが、あの下り坂を降りる勇気がありません。
夫の車はもちろんあの坂を登るはずなし。

・・・泊まり?(うそです)

私の通う学校は、海の近くの街にあります。
通学路からはたいそう綺麗な海水浴場が見え、いつも目を奪われます。
当然ほとんど雪は降りません。
しかし私の住む町は山寄り。
今朝は車の姿が見えないほどに雪が降り積もり、なんとか窓のところの氷などを溶かして出発しましたが。

学校の駐車場に着いてみると、雪を大量に載せているのは私の車だけでした。

はずかしかった。
そして雪道の運転より何より危険だったこと。

それは駐車場に車を停めて降りた瞬間。思いっきり凍ってたんですけど。
ズルンと滑りました。こけなくてよかった。

ちなみに、今日授業が終わり帰ろうとしたらホワイトボードにデカデカと
「明日は天候不良のため休講にします」
と書いてあるではないですか。
ラッキー!!
と思ったのもつかの間。
小さい字で「短期は除く」と書いてありました。
短期の講習生である私は、もちろん明日休みではないってことです。

でも、ちょっと学校に電話をしてみた。
「明日出られそうにないのですけど・・・」
一応私みたいな人がいることをアピール。

休講にするかどうかは明日決定するそうです。
どうかお休みになりますように。

やってみました。大人力診断

諸所で話題の「大人力診断」。
https://www.sourcenext.com/mail/shindan_entry.html
私もやってみることにしました。
結果。


上司力検定:横綱級 (19点)
あなたほどの上司力があれば、どんなにやりづらい会社でも、どんなに面倒な部下を持っても大丈夫。その実力を遺憾なく発揮して、出世街道をまい進してください。ま、仕事力とかもあわせ持ってないと宝の持ち腐れですけど。

ベンチャー力検定:カリスマ級 (21点)
あなたは、カリスマ起業家でも何でもなれる(かもしれない)強力なベンチャー力の持ち主。いつ会社を飛び出しても、ベンチャーな人生をたくましく歩んでいけるでしょう。それが幸せな人生かどうかは、また別の話ですが。

宴会力検定:飲めや歌えや級 (21点)
あなたほどの並はずれた宴会力があれば、どんな宴会でも楽しめるし、たいていのピンチは乗り越えられるはずです。これからも宴会の場をリードし続けるのが、あなたが天から授かった使命と言っても過言ではありません。

モテ力検定:十人並み級 (15点)
あなたは、そこそこのモテ力の持ち主。本人の努力や心がけに応じて、出会いに恵まれたり、男女交際の醍醐味を味わえたりするでしょう。「自分はモテるタイプ」とカン違いすることだって、けっして不可能ではありません。

旦那力検定:おしどり級 (20点)
あなたの旦那力は、向かうところ敵なし。自分がそれで満足かどうかはさておき、末永く大人の結婚生活が送れるでしょう。女性の場合は、大人の旦那力溢れるパートナーを見つけたり、仕立て上げたりできるはずです。

貯金力検定:雪だるま級 (18点)
あなたは、まるで雪だるまのように、何をやっても増えていく貯金力の持ち主。その調子で、どんどん貯め込みましょう。ただし、十分な「使いみち力」がないと、かえって悲惨なことになりかねません。お気をつけください。

総合大人力:黒帯級 (114点)
グッド・ジョブ! あなたほどの強烈な大人力なら、たいていの試練はクリアできるはずです。しかし、くれぐれも油断は禁物。大人力の道にゴールはありません。弱点分野を克服して師範級をめざしましょう。

★あなたの武器になる大人力
 ・上司力 : あらゆるものをなぎ倒す無敵の上司力で、グイグイ部下を引っ張っていきましょう。
 ・ベンチャー力 : たくましすぎる起業家体質のあなたは、いますぐ独立開業するっきゃありません!
 ・宴会力 : 宴会を制するものは大人を制す。その旺盛なサービス精神を仕事でも役立てましょう。
 ・旦那力 : 他人の奥方もうらやむ大黒柱ぶりを発揮して、明るく楽しい家庭生活を満喫しましょう。
 ・貯金力 : 「締まり屋さん」と陰口を叩かれたって何のその。最後に笑うのは、きっとあなたです。

★もっと強化したい大人力
 ・特になし : すべての分野に、それなりの大人力が備わっています。たまには大人げなさを発揮してみるのもいいかもしれません。



注目したいポイントは「締まり屋さん」と陰口を叩かれ~ のくだり。
いえ、これ面と向かって言われたことあります。前に働いてた会社のおばちゃんに。いや、ボールペンのインクを換えて使ってただけなんですけどね。

そして、もっと強化したい大人力の部分。
大人げなさを発揮してみるのもいいかもしれません。
・・・これ以上?
よっしゃまかせろ!夫の前で更に暴れてみせます。

夫の転職と細木さん

昨日、転職に向けて人材紹介会社の人とお話をした夫。いきなり今日そこへカウンセリングを受けに行くことになりました。

といっても、隣県の都市。
私の実家のある都市です。ま、市内から実家まではバスで30分くらいかかるんですけどね。
人材紹介会社のある場所は、オフィス街の真ん中です。
そのへんで長く働いていた私は、すぐにピンと来る場所ですが夫へ説明するのが難しい。
メモ用紙に駅からの道順を書いた地図を書いて、夫に渡すことにします。

新幹線の駅まで夫を送ったらお布団を干して久しぶりにドラクエでもしようかな。

一応メイクなどしてジーンズを履いた途端。
「やっぱり一緒に行こう」という夫。
車で会社の前まで送らせたほうがラクと思ったようです。
一応地元にいけるのは嬉しいけど、メイクも適当髪も梳かしただけなのに。
大急ぎでジーンズをスカートに履き替え、出かけます。
車の中でフルメイク。

無事、間に合うように夫を会社のあるビルの前で下ろすことができましたが、さて、夫がカウンセリングを受けている間私はすることがありません。
街はバーゲンが最終にかかり70%オフの札がちらほらしてるけど。

緊縮財政の今、ウチに服を買う猶予はない。

来週、夫は泊りがけで大阪へ行くのです。転職活動のために。
交通費だけでもバカになりません。
ついでに言うと今回の交通費だってバカにならない。

貧乏ってやだな。
しょうがないので入った大きな本屋で時間つぶしに立ち読みをしていると。
細木数子さんの本が目にとまりました。
昔は大好きで見ていたこの人の占い。
今はテレビに出すぎだし、言うことの偏りが気になってあまり信じないことにしたのです。

いや、うそです。

この人の書くことによると、私たち夫婦の結婚時期は最悪。


それを見てから信じるのをやめたのです。
ちなみに金星人の夫のために本を手に取ると。

・・・おーい、大殺界ですよー・・・。
一番動いちゃいけない時期ですよー。


どうしよう。
信じなくていいよね。
誰かあの人の占いは当たらないと言ってください。

ケンカ

昨夜は夫と大喧嘩。
心無い一言に本当に傷つき、ハラが立ちました。
泣いて必死になって訴えないと私が傷ついていることがわからない夫。

情けなくなります。

昨日の夕飯はエビマヨでした。がんばってレシピを見ながらつくりました。
エビ好きの私は夫に「美味しい?がんばってつくったんだよ。美味しい?もっと褒めてよ!」といいました。
(実はあまり美味しくなかったのですが。なんで?)
対し、夫は「褒めてもらうためにメシつくるんか?だったらええよ。別に買ってきて食っても」などと言い放ちました。

それはひどい。一生懸命安い食材を買ってきてメニューを考えてお弁当までつくっている私に、あんまりです。
そもそも夫はあまり「食」にこだわりがありません。向こうのご家族みんなそうです。お母さんがあまり料理好きじゃなかったみたい。

対して私は「腹時計」中心に生きている人間。食に関しての衝突は今まで多々ありましたが、全然免疫ができません。
「私っていったいなんなんだろう?やってること全然意味ないじゃん」と思ったが最後、涙が止まらなくなりました。
「じゃあ食べてもらわなくていいよ。私が食べる」とエビマヨを抱え込んだ私に夫は「だったら外で食ってくる」とあくまでも喧嘩腰でした。

でも、結局、私が泣き始めたら夫は手がつけられないらしく、とにかくなだめにかかります。それがあまりに度が過ぎると今度は夫が完全にキレてしまい相手にされなくなるので、見極めは難しいところです。
昨夜は「なだめ」の段階で一応決着をつけましたが、なんだか不満の残る私。

今朝になっても気分は晴れません。
お弁当をつくらないでおこうか?とも思いましたが、それではまた喧嘩を持ち越してしまう。

しょうがないので、ご飯に「バカ」って刻みノリで書いてやりました。
歯磨きしている夫の横でコソコソと。

さっき夫から電話がありました。
「おまえ、弁当に切干大根入れたやろ?嫌いって言ってるのに。残したで」
あれ?なんか違う話してます。
しかも昨日の喧嘩の後なのに弁当を残しただと?

「ほかにさぁ言うことないの?」
「え?なに?」
「ご飯にバカって書いたの、気づかなかったの?」
「え?全然気づかんかった。っつかお前そんなことしたの?wwwアホやなー」
なんだか異様に嬉しそうな夫。
かえって喜ばせてしまい、ますます私は気分が晴れません。ちぇ。
今日も夕飯作りたくないな・・・。

マリア様がみてる


夫のお風呂中に更新。
そろそろ限界感じてますw

私は小さい時から読書が好きです。
あまりにありきたりな趣味ではありますが、本当に好き。
でも、昔は「いろんな作家の本を読まなくては」とか「きちんとしたものを読まなくては」というような脅迫概念がありましたが、20歳を超えた頃から「自分の好きなものだけ読めばいいじゃない」というラクなほうに流れてしまったため、今では自分の好みのものしか読みません。
もちろん新規開拓はしますが。

そして、ものすごくケチんぼな私は、本は大好きですが滅多に買いません。特にハードなんていったら絶対に買いません。
買う本は大好きな作家のもの、そして何度でも読み返したい本。のみ。

それ以外はほとんど図書館ですませます。
こないだ引っ越して初めて最寄の図書館へ行きました。
地元では区の図書館に行っていたので蔵書数にも限りがありもちろんその中で私の好きな作家のもの、ジャンルのものといったらだいぶ底が見えてきていたので新しい図書館には胸がはやります。

案の定。
読みたい本がたくさんありました。
しかも、ここの図書館は7冊も借りていいのです。(それってアタリマエ?)
ハードの本を4冊小脇に抱え、文庫コーナーへ行ったときに私の目に留まったもの。

それが「マリアさまが見てる」
しかも最新刊まで全巻。

これは実はかなり有名な小説なのです。
ネットで話題になった頃、興味を持って読んでみたことがあります。
それもオークションですぐに売れそうだったので、購入して。
かわいらしい、「お姉さま」にあこがれる高校生のお話です。

こんな年にもなってバカみたいと言われそうですが、子供の頃から大好きだったコバルト文庫。
未だその呪縛から逃れられません。
借りようと思っていた宮本輝と乃南アサを戻し、早速限界まで7冊を借りて帰ったのでした。

ここに引っ越してきて良かった!


と心から思いました。私って単純。
また借りに行くのが楽しみです。

ちなみに、購入した文庫本のほうは疾うにオクで売却済みだったりする。


ついてない日


漫画に夢中の夫の目を盗んで更新。

今日は夜8時過ぎくらいからなぜだかツイていませんでした。

キーワードは油。

本日、momomo宅のお夕飯メニュウは春巻きです。
それとcookpadでみつけた白菜の中華風スープと水菜と厚揚げの煮びたし。
お米を研いで、炊飯器にセット。
春巻きの具の材料を刻み、炒めて味付け。

ここまでは良かった。

炒めた具が冷めたら包み作業開始。
ちょっと水気が多かったみたいでうまく包めません。
なんだかいびつな形だしきちんと包みきれてないような。

悪戦苦闘しているうちに、なぜか早めの帰宅の夫。
「まだメシできてないの?」
「・・・」
ちょっとムッとします。
いつもより1時間早い帰宅なのにそんな言い草はないでしょう。だったら電話の一本くらいしてほしい。

でも言いたい言葉をぐっとこらえ、夫にはお風呂に先に入ってもらいます。
その間に春巻きを揚げます。
揚げます・・・。

バチバチバチ!!!

揚げ物が嫌いであまりしない私ですが、これは最強。
噴水のような勢いで油が跳ね上がっています。
揚がった春巻きを置くために準備しておいた紙が油まみれ。絞ったら油が出てきそうです。
どうしようどうしようどうしよう。

慌てて蓋をしましたが今度は蓋にたまった水蒸気のせいでますます油がはねます。

助けてー。助けてー。おかーーーーさーーーん。

跳ねる油が手にも飛び散る中、必死に揚げ続けます。あちちちち。
春巻きの皮全部使ってしかもそのうち半分はお弁当用にミニ春巻きにしたから量も多い。

そうこうしているうちに夫がお風呂からあがってきました。

もちろん手伝う気配なし。
テーブルの上は夫が持って帰ったカラのお弁当箱が入った紙袋、タバコ、ライター、腕時計などが散乱しています。
夫は全然何も気づかず、冷蔵庫からビールを取り出しタバコに火をつけ。

なんだか泣きたくなりました。

でも気をとりなおし、夫にテーブルの上を片付けるようお願い。箸を並べ、白菜のスープをよそってもらいます。
ご飯もよそって、春巻きを千切りキャベツの上に載せ。
ああ、水菜の煮びたし忘れた。でも、もういい。

ご飯をソッコーで食べ終わり、油がはねたところを拭きまくる私。
シンクの中はぐちゃぐちゃのいっぱいです。
食器洗浄機に食器を入れ、プラスチックのお弁当箱を手洗いし、ガスレンジの五徳とかも食洗機に入れます。
あと、炊飯器の中の残りご飯をタッパに入れ、明日のお弁当と朝食用のお米を研いでセット。

気づくと愛用の石油ストーブに灯油切れランプがついてます。

お風呂に入った夫は灯油の匂いがつくのがイヤなのでもちろん給油してくれません。
明日の朝困るのは私なのでしょうがなく玄関に置いてあるポリタンクから給油。

実家にいた頃から灯油をポンプでついでいた私。灯油歴は10年を優に超えます。しかし、そんな私がやったことのない失敗を犯しました。

勢いに負けたポンプの出口がタンクの口から飛び出しジャバー。

「ひええ」と悲鳴を上げた私に夫が「何?こぼしたの?」とやってきました。
拭くものを持ってきてもらうようお願いして持ってきてもらいました。もちろん夫は半径1メートル以内には近づきません。
靴下も床も油まみれ。
これまた、必死になって拭いて、そのままお風呂に直行。
今に至ります。

誰が悪いって誰も悪くないっつか、自分の不注意なのはわかってるんだけど。

のうのうとコタツでビールを飲み、飲んだ缶はほったらかし、漫画に夢中の夫にやるせない気持ちになるのは、ヤツアタリでしょうか。
ああ、もう。気分が晴れません。